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不動産売却における仲介業者の悪質な手口

個人が不動産売買を行うには、どうしたって仲介業者の手助けが必要になります。

不慣れな業界の商習慣や改定の続く規制について知識を、常に最新のものに保つことは、個人には現実的に無理でしょう。そこで仲介業者が必要となっています。

ただ、こういった事情につけ込んで、悪質な手口で儲けようとする仲介業者もいます。

私はそういった被害にあったことはないですが、不動産情報が掲載されているSNSなどを読んでいると、結構な人数の人たちが被害にあっているようです。

以下では、悪質な仲介業者の使う手口、その悪質な事例やリスク、注意点などを紹介していきます。

片手仲介と両手仲介の特徴

家を売却する際には、2種類あるのはご存知でしょうか。
悪質商法のやり口を理解するために、まずそれらを紹介していきます。

片手仲介

売主・買主それぞれに別の仲介業者がつくことを指します。

売却物件の情報は不動産情報交換システム(REINS)に収集されますので、全ての不動産会社が同じ情報を共有することができます。したがって、ある不動産会社が仲介している売却物件に対して、別の会社が買主候補を示すこともできます。

もし契約成立に至れば、仲介手数料はそれぞれの会社に支払われます。

両手仲介

売主・買主共に同じ仲介業者がつくことを指します。
したがって一つの業者に売買の手数料が一緒に支払われます。

必然的に、多くの仲介業者はこの仲介を好みますが、この仲介の仕方に悪質なものが多く見られるのです。

早急な売買契約は要注意

両手仲介の中には、早く手数料を手に入れたいがために、売却物件を安売りしているケースがあります。

相場よりも低い金額で売りに出して、早急に契約を締結させようとします。
仲介手数料がもらえればいいというわけです。

悪質な業者の見分け方

一般的な方法による見分け方

悪質業者を見分ける手段として、自治体の保有している不動産会社の詳細データが記載された書類の確認が挙げられます。

そこには、地区内の不動産会社の宅地建物取引業の免許の更新履歴、本業以外の業務、過去の賞罰も記載されています。もちろん誰でも閲覧可能となっています。

この中でも、罰の履歴に関しては特に注目しましょう。
悪質な不動産会社はここに汚点があるケースが多くなっています。

また本業以外の業務についても、悪質な会社の場合には風俗業などを行なっている場合がありますので、記載内容をしっかり確認するのがいいでしょう。

専門的な視点での見分け方

土地を購入する場合についてですが、駅近や道路幅が広いといった条件の良い物件があるにもかかわらず、より条件の悪い物件から案内する場合があったら、それは要注意です。

条件の良い土地は黙っていても買手が来ますので、買手のこないところから案内していくのです。
難しいかもしれませんが、自分の目で近辺の物件をよく確認することをおすすめします。

具体的な事例

不動産会社が仲介手数料を得て利益を上げたいのは当然のことですので、これ自体は否定されるべきものではありません。悪いのは、嘘をついてまでして利益を得ようとすることです。

架空の買手候補を使う

代表的な手口に、売主候補に「あなたの所有している物件を購入したいという方がいる」と嘘をついて話を持ちかけてくるケースがあります。単に「不動産売却をしませんか」といってもなかなか相手にされないでしょうから、このように一工夫して言いよって来ます。

もちろん買手はいません。売却交渉に誘い出すための手口です。他にも買手候補はいるといった甘い話をして、売却の話を進めます。

囲い込みによる両手狙い

次に悪質業者が狙ってくるのは、先に紹介した両手仲介による手数料です。

買手と売手の両方から手数料を得るために、情報をREINSに入力せず、自分たちのネットワーク網の中だけで売買を成立させようとします。いわゆる囲い込みです。

これでも最終的に売れればいいのですが、売れ残った場合には(自社のネットワークだけで成立させようとしているので、売れ残る可能性が高い)、この不動産会社が買い取ることになります。

ここで不動産会社は、売れ残り物件であるということ、税金を始め諸経費がかかるといったことを口実に、安く買い叩きます。

自社物件になった途端にREINSに情報を公開し、利幅をきっちり確保できるような価格で売却するわけです。

おとり広告

この条件でこの金額はあり得ないと言うほどの安値をつけて売り出されている物件には要注意です。

不動産取引に慣れている人なら問題ないでしょうが、そうでない人に対しておとり広告が出されています。

こういった物件は連絡を取ってみると、ちょうど先ほど成約してしまいましたが、他に同じように良い物件があります、といった営業をしてくるものです。

なお、おとり広告は宅建業法でも違法であることが明記されています。

原野商法

一昔前には盛んに行われていた商法です。

地方にリゾート開発や新幹線の乗り入れが始まる可能性があるといった偽情報を使い、必ず値上がりするといって高額な土地の購入代を騙し取ろうとする手口です。

最近では芸能人が自分のブログに使ってもいない商品を、さも使っているかのように告知するやり方と同じように、著名人を使って「あの大物タレント、○○○○さんも購入しました!」と、ブランド効果をつけて売りつける方法がとられています。

セカンドオピニオンの意見を聞く

以上、不動産取引における様々な悪質な手口を紹介して来ました。

相手はその道のプロですから、時代に合わせ、個人の置かれている状況に合わせ、口実を工夫して言い寄って来ます。

「儲けたい」という下心を見透かして近寄って来ます。
儲けることは悪いことではないですが、悪質な手口に騙されて、大金を失ったら元も子もありません。

儲け話が舞い込んで来た時には、すぐに応じるのではなく、他の専門家のセカンドオピニオンの話を聞いてみることをおすすめします。

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