家を売却する際の必要書類について
仲介してくれる不動産会社が決まり売りに出すことが決まると、買主さんに物件の情報を提供する必要があります。
買い手は、これから住む家の情報をより詳しく知りたがっています。
もたもたして必要書類が揃えられず、ベストなタイミングで情報が提供できないと逃げられてしまう場合もあります。
また、話がまとまったのに後になって新たに「こんな情報もありました」となると、大きなトラブルに繋がるケースもあります。
せっかく購入希望者が現れたのに、書類が揃っていないがために、話が白紙に戻ってしまうのはもったいないですよね。
一戸建てを売る時に揃えておくべき書類
不動産売却において、一戸建てやマンションなど物件によって必要書類が異なる場合もあります。
今回は私自身が体験した一戸建ての売却で揃えておくべき書類について説明します。
基本的に必要書類については、不動産会社から事前に説明があるので心配はいりません。
また、不動産会社が代わりに揃えてくれる書類もあるので確認してみましょう。
- 売却依頼する際に必要な書類
- 引き渡しの際に必要な書類
- 登記簿謄本
- 売買契約書
- 重要事項説明書
- 土地測量図・境界確認書
- 図面や設備など住宅環境が分かる仕様書
- 固定資産税納税通知書および固定資産税評価証明書
図面や設備の仕様書ですが、
「床暖房や浴室乾燥機、追い炊き機能付きバス、太陽光発電システム、食洗機、室内物干し」
など人気の住宅設備が備わっているかどうかを図面に記載しておくことで、買主さんにアピールすることができます。
ちなみに、うちは床暖房と食洗機くらいしか設備らしいものはついていなかったので、アピールポイントになったかどうかは不明ですが・・・
たくさん設備がある場合は、積極的に情報開示しておきましょう。
上記の他に地盤調査報告書・住宅性能評価書・既存住宅性能評価書・物件構造が分かるデータがあれば、これらも物件のアピールポイントとなり、買主さんが関心を示してくれるでしょう。
- 身分証明書
- 実印
- 印鑑証明書
- 住民票(登記上の住所と現住所が違う時のみ必要)
- 銀行の通帳(売却価格の振込先)
- ローン残高証明書もしくは返済予定表(住宅ローン返済中の場合)
- 抵当抹消書類(完済を終えて金融機関と抵当権抹消の手続きが済んでいる場合)
- 登記剤権利書
- 建築確認済証および検査済証、建築設計図書・工事記録書など
- 耐震診断報告書・アスベスト使用調査報告書など
その他にも、備わっている設備の説明書や購入時のパンフレット類があれば、買主さんに渡せるよう揃えておきましょう。
絶対に必要という訳ではありませんが、これから住むに当たってあった方が便利なものは、我が家も全て買主さんに渡しました。
必要な書類は不動産会社から指示があってからでも充分ですが、買主さんが見つかった時にスムーズに手続きできるよう、早めに確実に揃えておくと良いです。
住宅ローンを組んで家を購入している場合、不動産に対して抵当権が設定されています。
つまり、土地や家を担保にお金を貸してもらっているということです。
売却する場合は、住宅ローンを完済する必要がありますが、完済したからといって、この抵当権がなくなっている訳ではありません。
完済後、融資を受けた銀行で抵当権抹消の手続きをする必要があります。
抵当権抹消でかかる費用は不動産1個に対して1000円。
土地+建物であれば2000円の費用がかかります。
また、手続きを司法書士さんに委ねる場合は1万円前後の報酬が必要です。
- 印鑑(住宅ローンを組む場合は実印)
- 身分証明書
- 手付金(現金・振込・小切手)代金の20%以内が一般的
印紙代は売主&買主の折半で支払い、仲介手数料は仲介する業者へそれぞれが支払いすることになります。
※印紙代や仲介手数料など諸費用については、下記にて詳しく説明しています。
家の売却にかかる諸費用
相続により取得した家を売る場合
相続によって取得した家を売る場合には、必ず相続登記によって不動産の名義を自分名義に変更しておかなくてはいけません。
法律上、いつまでに相続登記をしないといけないという決まりがないので、相続後そのまま放置されている方も多いです。
はっきりしない場合は調べてみましょう。
相続登記しないと売却することはできません。
相続の種類によっては必要書類が複雑だったり、弁護士や司法書士への依頼が必要になったり、何かと時間がかかる場合もあります。
売ると決めた段階で、早めに手続きしましょう。
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