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シニア向け分譲マンションの特徴!メリット・デメリットは?

いろいろなシーンで「高齢化社会に入っている」というのを目にする機会があると思いますが、このような時代の流れを受けて、現在、シニア向けの分譲マンションが注目を集めています。

高齢者に適したメニューが揃ったレストランや、事故の起きないように工夫された大浴場が設けられているところも多いようです。

ここでは、このようなシニア向け分譲マンションのメリットや注意点を紹介していきます。

シニア向け分譲マンションの特徴

立地場所

まず立地しているところですが、スーパーや銀行、役所関係にも行きやすく、生活に便利な立地の物件が多くあります。

ただ、そういったところから遠くにある場合でも、定期的に送迎バスが出ていて不便のないようにしているところも多いようです。

実際、私も立川市のシニア向けマンションに行ったことがありますが、駅からはかなり遠くにあったものの、30分程度間隔でバスが運行されていたことを覚えています。

契約形態

高齢者が入るところといえば、一般的には老人ホームを思い浮かべるでしょう。

特に、現在は民間会社の参入もあって、多くの有料介護付き老人ホームが存在します。

この老人ホームとシニア向け分譲マンションの違いですが、契約形態にポイントが認められます。

老人ホームの場合、一代限り、つまり当人限りの契約となり、利用権契約となります。

一方でシニア向け分譲マンションの場合、所有権契約となり、相続はもちろん、他人に売却することや、賃貸も可能です。

また、通常のマンションと同様に、ローンを組むこともできます。




購入価格と月額の費用

一般的な目安になりますが、以下のような金額が参考になるでしょう。

もちろん、詳細はそれぞれのマンションまたは入居者の状況によって変わってきます。

  • 入居&入所時の費用:数百万~数億円
  • 月額費用:10万~30万円程
  • 月額費用の内訳としては、居住費、食費、介護サービス利用費が挙げられます。

    メリット

    生活支援・医療サービス

    戸建に住んでいる場合、高齢になり、夫婦2人または1人になった時には、家の中の管理だけでも相当な負担になることが多いでしょう。

    少し重たいものを動かすだけで、子供や近所の人を呼ぶこともできないですから、非常にストレスの溜まることも考えられます。

    シニア向け分譲マンションであれば、生活支援してくれるサービスが充実していますので、このような問題はクリアしやすくなります。

    また医療サービスも利用できます。

    高齢者は健康面に不安を持つ人が多くなりますので、こういったサービスは大きな支えになってくれるはずです。

    資産

    シニア向け分譲マンションは通常のマンションと同様に、資産と見られます。

    したがって、資産価値にもよりますが、他のローンを組むこともできますし、将来的に子供に相続することもできます。

    注意点

    入居条件

    「シニア」という言葉は何歳以上と決まっているものではないですが、シニア向け分譲マンションには、年齢制限を設けているとこともあるので、申し込む際には、チェックする必要があります。

    その他にも、身元引受人がいる、自立生活が可能か?などの条件を設けている場合もあるようです。

    費用面

    メリットで触れた、生活支援・医療サービスですが、これらは同時に費用という面ではデメリットになります。

    通常のマンションよりスタッフの人数も多く、設備も安全に配慮された特別なものもあるため、そのぶん費用は高くなります。

    また、老人ホームにはない費用として、管理費や修繕積立金、固定資産税も挙げられます。

    ただ、介護が必要になった時の要介護度、それにオプションサービス(食事、掃除、洗濯支援など)によって月額費用は変動してきます。

    また入院などの理由によって、しばらくマンションを利用しなくても、当然その分の賃貸料も支払わなくてはなりません。

    さらに、さきほど資産にもなると述べましたが、シニア向け分譲マンションはまだ普及し始めたものですので、将来的にどれほどの資産価値がつくのかは未知数な部分もあります。

    多くの方は子供に資産を残すという意図を持っているかもしれませんが、そのような市場価格になるかは、かなり不確定と言えるでしょう。

    物件数がまだ少ない

    普及し始めたということは、まだ物件数が少なく、選択肢の幅が狭いといえます。

    本当に納得のできる物件に出会えるかはわかりませんので、これも注意点として挙げられます。

    将来的な価値は不明

    入居者にとって暮らす上での多くのメリットの多いシニア向け分譲マンションですが、他方では、市場が成熟していないので、将来的な価値は不明という不安も考えられます。

    「終の住処」になるかもしれない住まいですので、どちらの面を重視するかよく考えて、後悔のないようにしたいものです。




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